検疫ホテルを避けるために米国とカナダの陸路 を利用する旅行者
現在、陸上でカナダに入国する旅行者は飛行機で入国するようにホテルでの検疫が回避可能になってしまっているようです。
グレッグ・ピーコックさんは、月15日の朝、オンタリオ州ナイアガラフォールズのレインボーブリッジを渡り3匹の子犬を手にカナダに戻りました。
彼はカナダに入る航空旅行者に適用される3日間の検疫ホテルでの滞在を避けるため、米国からの陸路でカナダに帰国する方法をとりました。
「仕事をするためにトロントに戻るのに、どうしても3日間やホテルに閉じ込められたくない」と彼は語りました。
米国とカナダの国境に近い米国の空港に飛行機で行き、飛行機での旅行者に義務付けられている検疫ホテルに滞在することを避けるために、徒歩またはタクシーを利用して空港を横断カナダ人が多数存在します。
ピーコックさんはトロントのピアソン国際空港に直接飛ぶ代わりに、ロサンゼルスからニューヨーク州バッファローに飛び、タクシーで国境に行って徒歩でカナダに入国。その後、電車でトロントに行きました。
ピーコックはCBCニュースに、家に帰ったら自主隔離しますと語りました。
2月21日以降、2万人近くが陸路で入国
国境を越えて歩くことは新しいことでも違法でもありません。しかし、必須ではない旅行勧告に対し違反となります。
現在、空路でカナダに入国した旅行者は3日間、連邦政府が認可した検疫ホテルに滞在しなければなりません。費用は最大2,000ドルかかる可能性があることが政府から示唆されています。
カナダ人が陸路または空路で帰国するかどうかにかかわらず連邦ガイドラインの下で14日間検疫しなければならず、航空旅行者はCOVID-19の結果が得られるまで最初の3日間をホテルでの滞在が要求されます。陸路の旅行者は、国境を越えた後、検疫先に直行する規則になっています。
陸路でカナダに入国する旅行者は事実上この3日間の滞在を回避する事が可能な状態です。ピーコックさんのような人はは一人ではありません。カナダ国境サービス庁(CBSA)によると、ホテルの規則が2月21日に発効して以来、2万人近くが陸路で国境を越えたということです。(必須労働者を除く)。