雪解け遅く、ハイキングには雪崩に注意!
アルバータ州の山岳地帯は5月下旬過ぎましたが、未だ雪崩の危険性を考慮に入れて下さい。
バンフ国立公園のビジターセーフティーのメンバーであるローソン氏は、標高の高い場所にまだ例年より多い雪が残っていることを警告しています。
「私はバンフ(国立公園)で6年間働いてきましたが、今年は間違いなく私が見た中で最も残雪が多いです。」とローソンは語りました。
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「主な要因は、過去数か月間比較的気温が低かったことです。気温の急上昇はなく、雨も降らず、大量の雪が残っています。」
その残雪は、雪崩のリスクが春の終わりまで続き、その危険性は日々変化します。
「春の雪崩の危険性は気温によって左右されます。したがって、夜間に寒い場合は、通常、雪崩の危険性はあまりありません。しかし、日中の晴れ間で暖まると雪崩の危険性は増加します。」
セーフティーチームのメンバーは、ハイカーにバンフの町の近くのような標高の低いハイキングコースを選び、特にレイクルイーズ周辺の高地のハイキングを避けるようにアドバイスしています。
「ジョンソンキャニオンやトンネルマウンテンなどの標高が低いエリアは安全な選択肢です。」
「しかし、レイクルイーズエリアの有名なハイキングコース ”プレイン・オブ・シックスグレイシャーズ” や ”レイク・アグネス”などの標高の高いハイキングコースが未だに大きな雪崩の脅威にさらされており危険です。今年の春は、冬山登山の知識がない場合は標高の高い場所にあるハイキングコースは避けるべきです。」とローソン氏は警告しています。
彼はまた、トレッキングに出かける前にトレイルの状態をチェックすることを勧めています。
モレーン湖へ続く道路は雪崩の危険性がなくなるまで延期されました。