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カナダの空港コードはなぜ「Y」から始まるの?

世界中の空港では、一般的に3文字のコードが使用されています。通常、都市の名前の最初の3文字(シドニーの場合はSYD、サンフランシスコの場合はSFOなど)が当てられます。また、空港の名前が有名な人物(ニューヨークジョンFケネディのJFKなど)や空港が実際にある地域(ロンドンルートンのLTNなど)などににちなんで、空港のコードが決定している場合がほとんです。

国際航空運送協会であるIATAが設立される前、カナダの各空港には元々2文字のコードしかありませんでした。

1930年代、カナダでは各空港に最も近い気象観測所に基づいて空港コードを決めている事が多かったようです。また、気象観測所のコードはすべて2文字の長さであり、必ずしも場所名の省略形ではありませんでした。

IATAが各空港に3文字のコードを設定する際、カナダの各空港は隣接する都市の名前に一致するようにコードの名前を変更するのではなく、各2文字のコードの前に「Y」を追加しました。「Y」は「YES」を示し、気象観測所が「はい、この観測所で間違いありませんという意思表示だったようです。

Yで始まらないカナダの空港がいくつかありますが、ほとんどすべてがYで始まります。

Air Canada Rouge

カナダが3桁のコードを空港の名前に変更した場合、分かりやすくはなりますが、問題はカナダ以外の空港でその3桁のコードがすでに使用されている事です。たとえば、トロントの空港は、「TRT」のようなものになりたいと思うでしょう。しかが、これはすでに米国のトレモントンによって採用されています。

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