カナダのメガ・ホームセンターがアマゾンに負けない理由!
2021年4月1日
今回紹介するのは「Home Depot」というアメリカに本社を持つホームセンター。
お店の中身は日本のホームセンターと同様なのですが、違いはその大きさ!コストコとほぼ同じサイズと言えば日本に住んでいる方にもその大きさが想像出来るのではないでしょうか?
現在、アパレルや電気製品などを代表に小売という小売がアマゾンに代表されるようなインターネット販売の脅威に晒されています。
しかしながらこの「Home Depot」は現在でも堅調に株価を伸ばしています。
その秘密はどこにあるのでしょう?
・お客様の3割以上がいわゆる業者
お客様の多くが実際に家を立てている職人さんなのです。職人さんは実際に現場で働いているので素材の質感などを実際に触って自分目で確かめて購入したいという方が多いようです。
・店員の商品知識が凄い!商品知識だけではなく建築法なども熟知
店舗で接客するスタッフはもともと職人さんが多いです。だから物凄く商品とその使い方に詳しいです。
実際に筆者が自分でお風呂の壁を付け替えようとお店に出向いたところ、店員さんが「この壁はどこに使用するのですか?」と聞かれたので「お風呂です」と答えました。
その後即座に、お風呂用の壁は普通の壁と違って防水加工されたものを使用しないとすぐカビがはえるよと教えてくれました。
ここまではフツーです。しかし、その店員は「風呂はどこにありますか?」と風呂の位置まで気にし始めました。場所によっては壁を2重にしなければならいとの事です。
もし、インターネットで材料を注文していたら私の家のお風呂はきっとすぐにカビだらけになっていた事でしょう。商品だけではなく目の前にいるお客様の個別相談までが実店舗のサービスになっているのです。
DIYは商品を完成させていく作業。完成した電気製品のようにスペックやディメンションだけ分かれば問題ない買い物とは全く別なのです。これが「Home Depot」が廃れない理由なのでしょう。
それではその店内を動画でご案内します。