annie spratt oW6LlU VZkc unsplash 2基本情報 

予算とお金

カナダの通貨

カナダの通貨単位はカナダドル(Canadian Dollar)で、買い物時は$、CAD$などの略号が使われています。

また補助通貨として¢(セント)があります。

アメリカはUS$表記がされており、アメリカドルとカナダドルではもちろんレートも違うので注意。

紙幣は5、10、20、50、100ドルの5種類あります。旧札は紙ですが2010年頃から現在のポリエステル製のつるつるとした素材に変わっています。

旧札も新札もどちらも問題なく使えます。硬貨は5、10、25セント、1ドル、2ドルと5種類です。

25セントは1ドルの4分の1なのでクオーターとも言います。

1ドルは硬貨に描かれているルーンという鳥の愛称でルーニーとも呼ばれています。

数年前まで1セント硬貨もありましたが、現在は発行されておらず使えません。ただし、商品の価格表示は今でも1セント単位で表示されているので注意が必要です。

旧札はよほど古くなければ今でも使えます(古い旧札は銀行で交換が可能)が、1セントは使えません。

1セント単位で表示されているのに、1セント硬貨がないって。。どうやって買い物するの?と言うと、若干ややこしいですが計算が必要になります。

セントの単位が8、9、0、1、2は0に合わせます。また3、4、5、6、7は5に合わせます。四捨五入ではないので注意です。

例1:3.32セントの表示の場合に支払う金額=3ドル30セント

例2:3.33セントの表示の場合に支払う金額=3ドル35セント

レート

カナダドルと日本円の現在のレート換算はネットですぐに調べることができます。

>>EXCHANGE-RATES(日本語)

税金

カナダは連邦消費税のGSTが5%と、州ごとに%が違う州税のPST(Provincisal sales taxes)があります。

GSTとはgoods and service taxの略称で、税金は商品、食事、サービス、宿泊料に課せられ、食料品には税金はかかりません。ただし、チョコレートなどの特別な嗜好品や、人の手が加えられるサンドイッチなどの加工品にはGST5%が課税されます。

宿泊税は地域により3%前後かかり、アルバータ州バンフの宿泊税(PTL)は4%です。

オンタリオ州などではHST(Harmonized Sales Tax)といって、GSTとPSTを合算した消費税を表示に使用しています。

各州の税金は下記です。

ブリティッシュ・コロンビア州 GST5%+PST7%

アルバータ州 GST5%のみ

サスカチュワン州 GST5%+PST6%

マニトバ州 GST5%+PST7%

ユーコン準州、ノースウエスト準州、ヌナブト準州 GST5%のみ

ケベック州 GST5%+QST9.975%

オンタリオ州 HST13%

プリンス・エドワード・アイランド州 HST15%

ニィーブランズウィック州 HST15%

ニューファンドランド&ラブラドール州 HST15%

ノヴァ・スコシア州 HST15%

チップ

カナダではレストランやタクシーを利用した場合はチップを渡します。

代金の15~20%ほどのチップを付けるのが一般的です。

カナダではほとんどの場所でクレジットカード精算ができ、チップも一緒に支払う事ができます。

精算の途中に、チップをパーセンテージ(%)または金額を入力するかを選択できます。

パーセンテージを選べば、お店によりますが15、18、20%などから選べ、金額を入力する方を選んだ場合は自分で金額を指定する事ができます。計算が面倒であればパーセンテージを選択する方が簡単です。

チップについては下記コラムが参考になります。

>>チップって考えるのもめんどくさい・・・。

現金

カナダではほとんどの場所でクレジットカードが使えます。

コンビニエンスストアで水1本だけでも、カフェでコーヒー1杯だけでもクレジットカードが使えるので、現金はあまり使わなくても生活できます。

とはいえ旅先でクレジットカードだけというのも心配かと思います。滞在日数にもよりますが、カードを中心に使うつもりなら、念のための現金として100ドルほどあれば事足りるでしょう。

クレジットカード

カナダで主に利用されているクレジットカードは、VISA、Mastercardです。

AMEXはほぼ使用できますが、Diners clubは使用できないところも意外と多く、VISAとMastercardなど、2枚持ちが確実です。

カナダでJCBを使えるところは日本企業の一部のみなので注意。

また、最近はカードのセキュリティ強化のために海外で使用できない設定になっている事があります。旅行前にカード会社に問い合わせて海外に行く旨を相談しておくと安心です。

電子マネー

日本のサードパーティのpay payやLine payなどの電子マネーはありません。

携帯などの端末に直接カードを登録するApple payやGoogle payは使われています。インターネットならば、paypalと言うカード情報を販売会社に伝えずに精算できるシステムがあります。

物価

カナダの物価は地域によりますが、日本より高い傾向があります。

特にバンフはリゾート地でもあるため物価は高く、外食、食料品、ホテルの費用がかかります。

バンフ市内のコンビニエンスストアでコーラ1本を買おうと思うと1ドル75セントほどで、日本円にレート換算すると133円前後、マクドナルドのセットが9ドル、日本円で685円ほどになります。

アルバータ州はガソリンは日本に比べると安いです。

カナダ旅行にかかる予算

カナダは広いので旅行に行く範囲や日数、時期によってかかる費用も変わります。

そこで実際に個人手配で計画した場合の予算案を紹介します。

例1:バンフ滞在カナディアンロッキー観光3泊5日(大人1名)

成田空港からカルガリー空港への航空費:大人1名往復1200〜1700ドル

交通費:空港とバンフ間の移動、市内移動など160ドル

観光代:現地ツアーに2日間参加した場合500ドル前後

ホテル代:3泊4日600ドル前後

食事代:150ドル〜

合計:2500〜3000ドル前後

上記はあくまで参考なので、飛行機代をマイルなどを活用したり、食事代などをコントロールすれば予算を抑えることができます。

バンフのホテルはどうしても費用が高くなる傾向があります。

Related posts