カルガリー空港とバンフをつなぐ鉄道現実化へ一歩近づくか?
カルガリーとバンフを結ぶ鉄道案実現化はアルバータ州政府の手に委ねられています。
鉄道路線の支持者たちは、カルガリー商工会議所で彼らのビジョンを発表しました。
バンフにマウントノーキースキーリゾートを所有するリリコンキャピタルインクのヤン氏とアダムウォータース氏は、カナダの運輸およびロジスティクス産業を調査する商工会議所のコネクトサミットで講演しました。
「3年以内にこのレールを建設できるという確かな兆候があります。アルバータ州政府から最終的な承認を得れば工事着工への第一歩となります。」
現在、リリコン社はバンフ駅の長期リースを保有しており、列車の資本コストの半分をカバーするというカナダインフラストラクチャー銀行からの約束を確保しています。残りの資本は、リリコン社のプロジェクトパートナーであるプレナリーアメリカズ氏および債務融資によってカバーされます。
プロジェクトの総費用は15億ドルと見積もられています。
プロジェクトが詳細な設計段階に移行する前に州による決定が必要です。これには鉄道路線に沿った利害関係者や自治体とのさらなる協議が含まれます。
鉄道建設の債務をカバーするために、州が今後50年間で年間3,000万ドルの予算を割くというリリコン社の要求も含まれています。
鉄道路線は150キロメートルの長さで、カルガリーからバンフまでのCP鉄道の線路に沿って独自の線路引く計画です。ヤン氏によれば列車は1〜2時間ごとに運行し、カルガリーとバンフへのルートに沿って複数の停車駅を設けるとの事です。列車は水素を動力源とし、エコノミー、プレミアムエコノミー、ファーストクラスの座席を備えています。
運賃は、アルバータ州の居住者は20ドル、アルバータ州以外の居住者が40ドルから始まると予想されています。
ディマンノ氏は、プロジェクトを実現するために自治体から必要とされる投資の種類だけでなく、環境への影響を検討する機会を望んでいると述べました。