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サスカチュワンの先住民寄宿舎学校跡から墓標のない751の墓が見つかる

 ジャスティン・トルドー首相は、サスカチュワン州南東部のかつての寄宿学校の敷地で最大751の墓標のない墓が見つかったことを発表しました。

 旧マリーバルインディアン寄宿学校にてCowessess First Nationは今月初めに開始された地中レーダーよる捜索で、新たな遺体を発見しました。新たに発見された埋葬数はこれまでに見つかった最高数です。

 先月には、ブリティッシュコロンビア州の先住民は、地中レーダーによりカムループスのかつての先住民寄宿学校の敷地に、埋葬された215人の子供たちの遺体と思われるものが発見されカナダに大きな衝撃を与えました。

 1860年代から1996年の間に、推定15万人の先住民、イヌイット、メティスの子供たちが寄宿学校に通いました。The Truth and Reconciliation委員会は、生存者と家族の話を記録し2015年に報告書を発行し、その報告書によれば、子どもの精神的、肉体的、性的を含む学校での虐待により少なくとも4,100人が死亡したと発表しています。

 レジャイナの東約160キロにある旧マリーバル寄宿学校は、1899年にローマカトリックの宣教師によって建てられ1996年に閉鎖されました。関係者によれば墓標はカトリック教会によって1960年代には撤去されていました。カトリック司教のカナダ会議はコメントの要求にすぐに応答していません。

 墓標のない墓はローマカトリックの墓地の境界内で発見されました。先住民元生徒の生存者は、「洗礼を受けていないか、洗礼を受けるには若すぎる人々が敷地の外に埋葬された」と信じているということです。現在、これら子供達の身元の確認を急ぐと共に新たな調査が続いています。

Indian Residential Schools Resolution Health Support Programには、過去の虐待の想起によって引き起こされたトラウマに苦しんでいるインディアン寄宿舎学校の生存者とその親族を支援するためにホットラインが設置されています。1-866-925-4419

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