ハイウェイに新たな動物用の歩道橋設置へ
ハイウェイ1号線カナディアンロッキーの東端に新たに建設される野生生物用の陸橋は、バンフ国立公園外ではアルバータ州で最初のものになります。完成予定日は2023年秋750万ドルを費やし、車両と野生生物の衝突を大幅に削減できる事を目指しています。
動物歩道橋についての議論は約10年間行われており、ハイイログマの個体数の回復や車両と野生生物の衝突を減らすことで安全性を高めるなどの保護活動に役立ちます。
Banff-Kananaskis MLA のロジン氏は、高架道路を前進させるきっかけは、2019年4月にセミトラックと衝突で7頭のオオツノシカが死亡したことであると述べました。キャンモア在住のシンシア・ネモトが立ち上げた請願書は、20,000の署名を獲得し、高架道路の必要性にコミュニティの注目を集めました。
Y2Y地域をカバーする3,200キロメートルの東西野生生物コネクタの一部として、ボウバレーは動物の動きの重要な地域です。この地域では、鹿、オオツノヒツジ、クーガー、ツキノワグマ、ハイイログマ、オオカミがこの地域を移動しています。
しかし、ビジターが多いこの地域では、毎日約3万台の車が高速道路を走行していると、ラジャン・ソーニー運輸大臣は述べています。
Wesley FirstNationのチーフCliffordPoucette氏もハイウェイのある場所は動物によって長い間使用されており、動物にとって重要であると強調しました。
バンフ国立公園の東門からヨーホー国立公園までの8kmの範囲には、動物がハイウェイを横断するために38の地下道と6つの陸橋があります。高速道路の両側には野生生物の柵もあり、車両と野生生物の衝突を大幅に減らしています。
「この高架道路の建設により、この高速道路を利用する者が人間であろうと動物であろうと、最終目的地に安全に到着できるようになります。 」とロジンは述べました。