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バンフ国立公園、グリズリー熊の保護のため立ち止まり禁止区域を設置

カナダのバンフ国立公園内、ボウバレー・パークウェイの320メートル区間に、特定のグリズリー熊を見に来る写真家や観光客の安全を確保するため、「立ち止まり禁止区域」が設けられました。この区域には、「ボス」と呼ばれる122号と「スプリットリップ」と呼ばれる136号と識別された熊が頻繁に現れます。これらの熊は、線路近くでこぼれた穀物を食べる姿が目撃されており、観光客が近づきすぎることが問題となっています。

これらの熊が突然道路に向かって動くことがあり、特に電車が近づく時には大きなリスクがあります。そのため、野生動物管理者は、このエリアで安全な野生動物の観察はできないと判断しました。このエリアは、道路の肩がなく、必要な観察距離も確保できないためです。

春の雪が自然な食料源を限定しているため、熊が移動するか穀物を清掃する作業も複雑になっています。この穀物は熊にとって魅力的な食料源となっています。これらの問題に対処し、熊と観光客の安全を高めるために、パークス・カナダは立ち止まり禁止区域を設け、違反者には最大25,000ドルの罰金が科される可能性があります。

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