新型コロナウィルス最新情報 3月31日(カナダマウンテンタイム)
新型コロナウィルス最新情報 3月31日(カナダマウンテンタイム)
- 現在,外国からカナダに入国した者はすべて14日間の自己隔離が義務となっています。違反者には罰則が適応されます。
- 当館管轄内の5州すべてが緊急事態宣言または公衆衛生上の緊急事態宣言を発令しています。また,カルガリー,エドモントン,レッドディア,バンフ,キャンモア,レスブリッジ,ウェタスキウィン,レジャイナの各自治体も緊急事態宣言を発令しています。
カナダ政府,各州政府が感染予防のための指針を公表していますので,関連ウエブサイトから最新情報を収集し,感染予防や渡航情報の確認に努めてください。
1.カナダ政府からカナダ国民へ
- カナダへの帰国者は,症状の有無にかかわらず14日間の自己隔離が義務(いくつかの職種は例外)。これはQuarantine Actに基づく法令義務であり, 違反者には罰則が適用される。
- 帰国者は,症状がある場合,公共交通機関の使用は禁止。高齢者や,基礎疾患のある人と接する可能性のある場所にいてはいけない。隔離する場所がない場合,Chief Public Health Officerの指定する施設で隔離を行う 。
- カナダ到着時に与えられた指示に従わないものは,最大6か月の懲役及び,もしくは$750,000の罰金が課されることがある。
- カナダ国籍者以外の不要不急の入国を制限する。ただし,永住権保持者,外交官,カナダ国民やカナダ永住権保持者の近親者,フライトクルー,第三国への乗り継ぎ,アメリカに14日間以上滞在していて,無症状のもの 等は例外。継ぎ,アメリカに14日間以上滞在していて,無症状のもの 等は例外。
- 国際線は,トロント,モントリオール,バンクーバー,カルガリー空港に限定。
- 症状のある者は,カナダ入国禁止。ただし,症状のあるカナダ国民及び永住権保持者は,飛行機には搭乗できないが, 陸路,列車,海路での入国は可能。
- 症状を呈している者は,係員が 検疫官に連絡して必要な処置を講ずる。
- カナダ国外への不要不急の旅行を推奨しない。
- 発熱,咳,呼吸困難などの新型コロナウイルス感染を疑わせる症状のある場合,国内線でも航空機及び列車の利用は禁止。
- 帰国者以外のものも,可能な限り家にとどまり,また他人との距離(social distancing)を保つ。
◯仕事で出かけなければいけない以外は自宅にいる。可能ならば,自宅から仕事ができるように雇用者と相談する。
◯不要不急の外出を控える。
◯集団で集まらない。
◯高齢者やリスクの高い人との接触を制限する。
◯運動をするときは自宅の近くで。
◯外出する際は,他人と2メートル以上の距離を保つ。同居している人とは,症状があったり14日以内に旅行した場合でなければ 離れて過ごす必要はない。
◯新型コロナウイルスと診断されておらず,症状がなく,14日以内に国外に旅行していない場合は散歩に出かけても良い。散歩の際は,他人との距離を常に2メートル以上保つ。カナダ政府(帰国者の自己隔離など)
https://www.canada.ca/en/public-health/services/diseases/2019-novel-coronavirus-infection/latest-travel-health-advice.html?topic=tilelinkカナダ政府(入国制限など)
https://www.canada.ca/en/public-health/services/diseases/2019-novel-coronavirus-infection/canadas-reponse.htmlカナダ政府(For all Canadians who have not travelled outside of the country)
https://www.canada.ca/en/public-health/services/diseases/2019-novel-coronavirus-infection/latest-travel-health-advice.html?topic=tilelink
2.アルバータ州政府から州民へ
- アルバータ州は,以下の公衆衛生上の勧告に従うことが法律上の義務であると発表しています。
- 咳,熱,息切れ,鼻水,喉の痛みのある人は,最低10日間の自己隔離。10日間で症状がおさまらない場合は治るまで自己隔離を続ける。
- 新型コロナウイルス陽性と判定されたものは,症状発生時から最低10日間の自己隔離。10日間で症状が治らない場合は治るまで自己隔離を続ける。
- 海外から帰国した旅行者,新型コロナウイルス患者と濃厚接触した可能性のあるものは最低14日間の自己隔離。
https://www.alberta.ca/self-isolation.aspx - 15人以上の集会等の制限。食料品店,ショッピングセンター,医療施設,空港や他の生活に必要な施設は例外。
海外から帰国した人,重要なインフラに関する職業に従事している人(医療従事者,緊急対応要員,電力会社従業員,通信事業者など),60歳以上の高齢者や基礎疾患があるなど高リスク者,感染を拡大させるリスクの高い活動をしている人を含む集会,参加者同士の距離を2メートル以上保てない場合等は15人以下の場合でも中止。 - リクリエーション施設や娯楽施設の利用禁止(ジム,プール,美術館,コミュニティセンター,子供のプレイセンター,カジノ等)。
- レストランは,テイクアウトやデリバリーのみ許可。
- 美容院,ネイルサロンなど,不要不急の事業の閉鎖。
- 歯科,検眼医,理学療法,マッサージ,鍼治療,足医療,ナチュロパシー等の不要不急の医療サービスの停止。
- 洋服店,家具店,コンピュータ店等の不要不急の商店の閉鎖。
https://www.alberta.ca/restrictions-on-gatherings-and-businesses.aspx - 高齢者施設の訪問者は原則一名に限定。
- 自己隔離の具体的な生活上の指針については以下のとおりです。
◯高齢者や基礎疾患のある人,免疫力の低下している人と接してはいけない。
◯同居家族との接触をできるだけ避ける。
◯家から出てはいけない。散歩も不可。
◯アパートに住んでいる場合,部屋の中にとどまる。ビルのエレベーターや階段を使用しない。
◯食料や必要な品については,家族や友人に届けてもらうように頼むか,デリバリーサービスを利用する。
◯食器やタオル等を家族で共用しない。食器やタオル使用後は,水と石鹸で完全に洗い,食器洗い機や洗濯機に入れる。
◯ドアノブやカウンターなどの頻繁に触れる場所は定期的に清掃,消毒する。
https://www.alberta.ca/self-isolation.aspx - ガイドラインに従わない者に対して,警察やPeace Officerは最高$1,000までの違反チケットを発行する。
https://www.alberta.ca/release.cfm?xID=69918C41565BC-002C-269C-638E958E5912C37B - 新型コロナウイルス患者が使用したフライト情報を公表しています。該当者には14日間の自己隔離を勧告。
https://www.alberta.ca/assets/documents/covid-19-flight-information.pdf - Social Distancing に関する日常生活上の具体的なアドバイスは以下のとおりです。
◯食料品の買い物や通院,その他必須の外出の際には,他人との距離を6フィート(自転車の長さ分)以上保つ。
◯雑用のための外出を最小限にする。
◯混雑していない時間帯に買い物をするよう心がける。
◯食料品や雑貨をオンラインで買う。
◯他人との距離を保ちながら近所や公園を散歩する。
◯エレベーターや他の密閉空間に一度に大人数で入らない。
◯アルバータ州の集会についての規制(以下リンク)に従う。
◯共用部分を触った後は手を洗うか除菌する。
https://www.alberta.ca/prevent-the-spread.aspx#p25621s3 - 新型コロナウイルスに関するアルバータ州での相談先は,ヘルスリンク(811※日本語対応あり)です。
アルバータ州政府https://www.alberta.ca/coronavirus-info-for-albertans.aspx#p22780s6