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珍しい白いグリズリー、交通事故で亡くなったナコダの子供に続き死亡

カナダのヨーホー国立公園で、珍しい白いグリズリーの母熊「ナコダ」が車に衝突されて死亡しました。この事故は、彼女の二匹の子熊が同じ場所で交通事故で死亡した翌日に起きました。

ナコダと呼ばれるこの母熊は、地元では「熊178」としてタグ付けされ、GPS首輪を装着されていました。彼女は6月6日に車に衝突された後、負傷しながらもフェンスを越えて森の中に逃げ込みました。しかし、6月8日に死亡が確認されました。

パークス・カナダの広報担当者であるジェームズ・イースサム氏によれば、ナコダは内部損傷によって死亡したと考えられています。

「ナコダは衝突による内部損傷の結果、死亡したと見られています」とイースサム氏は述べました。

ナコダは、数年前に彼女の姉妹と共に初めて道路脇に現れましたが、その姉妹も2022年6月に同じ場所で交通事故で死亡しました。パークス・カナダは、ナコダの動きを監視し、高速道路から遠ざけるために多くの時間を費やしてきました。

ナコダは、ダンデライオンなどの食物を求めて道路脇に現れることが多く、その結果として人間との接触が増え、道路沿いでの滞在が習慣化してしまいました。

「ナコダの死は、バンフのグリズリーベアの個体数にとって、非常に大きな打撃です」と、カナディアン・ロッキーの野生動物写真家であるジョン・マリオット氏は語りました。

マリオット氏は、この事故がバンフのグリズリーベアの未来に暗い影を落としていると警告しています。「ナコダとその子熊たちはバンフのグリズリーベアの未来でしたが、その未来は今、非常に暗いものとなっています」と彼は述べました。

彼はまた、バンフやキャンモア、ジャスパーなどの地域での開発が、野生動物に対する長期的な影響を無視していることに対して怒りを表明しました。「私たちの種としての絶対的な愚かさを示す鐘が鳴っています」とマリオット氏は語り、より多くの保護地域と野生動物のための責任が必要であると訴えました。

ナコダとその子熊たちの死は、自然保護と人間の活動のバランスを見直す必要性を強く示しています。

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