基本情報 

カナディアンロッキーの交通情報

カナディアンロッキーの基本概要

カナディアンロッキーの空の玄関口はカナダ第4の都市カルガリー。
カナディアンロッキー山脈は南北に1500キロ、平均幅150キロメートルにおよぶロッキーの名にふさわしい険しい石灰岩がメインで構成された広大な山脈だ。
山脈の平均標高は三千メートルほどで日本の富士山と比べてみるとさほど高くないように感じるが、全てが岩で構成された景色が絶景をかもし出している。
観光の中心となるのは世界的な山岳観光リゾート「バンフ」。
人口8千人ほどの小さな街だが、世界各国から年間4百万人以上の観光客が訪れる。

バンフダウンタウン・ライブ映像

バンフ国立公園は1885年に大陸横断鉄道建設の指揮にあたっていたコーネリアス氏が現在のバンフに湧く温泉を中心にリゾート地を設定したのが始まりだ。
現在でも温泉はバンフの大切なアトラクションの一つとして親しまれている。
>>アッパーホットスプリングス

カナディアンロッキーの楽しみ方

宿泊都市と観光ルート

カナディアンロッキーの観光は基本「バンフ」一択!バンフの隣町「キャンモア」はレンタカーがないとかなり時間浪費、また「ジャスパー」は交通の便が悪く、かなり日程に余裕がある人でないと時間を無駄にする。
人口8千人の街のなかにホテルやレストランがひしめき合っている。平均的に物価は日本より少し高めだ。
ダウンタウン地区はこじんまりしており、中心から南北に一ブロックほどだ。東京ディズニーランドの入り口付近にあるワールドバザールと呼ばれるショッピング地区と同じ程度の大きさだと想像してもらうとその大きさがわかりやすい。
バンフ市内のショッピングは徒歩だけで十分楽しめ便利である。
バンフのダウンタウン郊外にも多数の見どころや乗馬などのアトラクションがあり、市バスを使えばバンフ市内だけで十分終日楽しめる。
>>市バス(ロームバス)

バンフから20分離れた場所に「キャンモア」という街がある。
国立公園の外にあるため、宿泊費が多少バンフよりも安い宿泊施設があるが広範囲にホテルが散らばり車がないと身動きがとれないホテルが多い。
レンタカーがない場合はキャンモアのダウンタウンまで歩ける場所にあるか、バンフ行のバス停が近いかどうか注意が必要。
キャンモアのホテルに宿泊してバンフからのツアーに土曜日と日曜日に参加する場合、市バスの始発と最終便の時間も確認が必要。ツアーの出発時間に間に合わないことがあるので注意したい。
>>キャンモアとバンフ間のバス

観光は基本的に車がないと不便だ。
夏季限定でバンフの街からレイクルイーズ・モレーン湖、バンフ周辺のビューポイントまで市バスが走っているが、それ以外の場所を訪れるには車がないと実質不可能である。
観光はツアーに参加するのが最もリーズナブルかつ効率がよい。日本語ツアーも充実しており、現地の英語ツアーとそれほど料金が変わらないのも魅力。
>>キャンナビ編集部員が運営する日本語ツアー

最も一般的な観光ルートは、初日カルガリー空港からバンフの街に入り宿泊、翌日にジャスパー国立公園のコロンビア大氷原を訪れる終日ツアーバスで観光、再びバンフに宿泊し翌日カルガリー空港から他の都市に移動するパターンだ。
日程に余裕があればバンフへの宿泊日を増やし、バンフ国立公園の隣にあるヨーホー国立公園に足を伸ばしたり、バンフ周辺の見どころやアトラクションを楽しむ人も多い。
レンタカーを使用する場合はツアー会社の設定するルートを参考にするかそっくり真似をするのが賢い、現地のツアー会社は最も効率よく楽しめるようコースを設定している。
>>キャンナビ編集部員が運営する日本語ツアー

現地発ツアー状況

バンフからは様々な日帰りツアーが出ている。最も大手の会社は雪上車やバンフのゴンドラなども経営する「ブリュースター」。
日本では一般的に英語ツアーの方が日本語ツアーより安いというイメージがあるが実際は日本語ツアーの方が安いのであまり使うメリットはない。
>>ブリュースターのコロンビア大氷原ツアー $268
>>ブリュースターのヨーホー国立公園ツアー $175

現地ガイドから英語でのガイドが聞きたいという方には「ディスカバーバンフツアー」がオススメ。ブリュースターに比べ複数ツアーの参加で割引があるので料金がリーズナブル。日本語ツアーと比べると平均料金は少し高い。
裏話だが、この会社のガイドにカナダ人はほとんどいない。ガイドの多数がワーキングホリデイで滞在中のオーストラリア人とイギリス人なので英語が聞き取りにくい事があるので心の準備が必要。
>>ディスカバーバンフツアーズ

日本語ツアーは多くの会社が催行している。
JTBHISなど大手の会社が販売しているツアーは、現地ガイド会社の選別基準が厳しくハズレはほぼ無い。
ベルトラなどの現地発オプショナルツアー総合サイトは現地のガイド会社の質に大きな差があるので十分注意が必要。現地催行会社の評判などを十分調べてからの申し込みがオススメ。
キャンナビではもちろん我が編集員とライター・カメラマンが運営する「トロコツアーズ」を推します!
>>トロコツアーズ

https://toloco.net/

レンタカー

レンタカーは必ず日本で予約すること。現地に来たらなんとかなると思ったら大間違い。ハイシーズンは常に予約でレンタカーの取り合いだ。
レンタカーを利用するならカルガリー空港で借りてしまうのがおすすめ。カナダは道も広く運転しやすい。
バンフで借りる場合はかなり前からの予約が必要なので十分注意。
車種は2人であればコンパクトカーで十分、カナダのコンパクトカーは日本の普通車の大きさである。家族が多い場合は荷物が十分積めるかどうかを基準に車種を決めると良い。

しかしながら、近年駐車場不足でレンタカーではモレーン湖とレイクルイーズに入れない事も多い。レンタカーを使用するなら平日かかなりの早朝に目的地に着くように日程を考えよう。

冬季はレンタカーを避けた方がいい。なぜならカナダのレンタカーは冬でもスタッドレスを装備していない。夏と同じ4シーズンタイヤである。
4シーズンなので冬対応ではあるが、やはりスタッドレスに比べると滑りやすく危険だ。

観光シーズン

夏のベスト観光シーズンはズバリ6月から9月。
紅葉は9月終わりから10月初めまでだが、10月初めから雪が降り始め、時に15センチ以上積もることもある。
11月に入ると降った雪は溶ける事なく根雪となり、11月第一週の週末にスキー場がオープンする。
12月と2月初めまでは年に一度はマイナス30度以下の寒波が訪れる。極寒を体験するならこの時期。1月と2月はアイスバブルの鑑賞最適期間。
3月には気温が10度を越える日が出てくる。
ゴールデンウィークは完全に冬だと思って訪れた方がいい。全ての有名な湖はまだ融解せず雪原となっている。ただし、雪をかぶった山脈が最も美しい時期である。また、4月半ばからブリュースターが主催する「アイスエクスプローラーツアー」で氷河の上の散歩が楽しめる。

カナディアンロッキーの交通

カナディアンロッキーを楽しむにはルートが2つ。
ロッキー観光の中心となるバンフへカルガリー空港からシャトルバスかレンタカーでアクセス。
もしくはバンクーバーからVIAと呼ばれる大陸横断鉄道でジャスパーの街にアクセス。エドモントンからジャスパーにもアクセス可能だが、ジャスパーとエドモントン間は車で4時間以上かかるので現実的ではなくオススメしない。
>>大陸横断鉄道予約サイト

カナディアンロッキーの玄関口「カルガリー」から「バンフ」への行き方

交通手段は4つ。シャトルバスが3社、タクシー、レンタカー。運転に問題がなければカルガリーでレンタカーするのがベスト。タクシーは一台片道250ドル前後。
シャトルバスの会社はどの会社もカルガリー空港への飛行機の到着が遅れても次のシャトル便に無料で振り替えてくれる。最終便でも翌日に振替可能なので安心だ。

ブリュースター

編集部一番のオススメ!45人乗りのバスで運行するのでスーツケースはトランクへ、席がゆったりして大変快適。往復で予約すると15%の割引がある。
カルガリーを出発してバンフのバスセンターに到着すると、小型のバンにて目的の宿泊場所まで送迎してくれるので荷物を宿泊先まで引きずって歩く心配もない。最もオススメの点がシャトルバスは出発90分前まで無料でキャンセルが可能。下記電話番号で予約ナンバーを伝えれば簡単にキャンセル可能。(2019年2月10日現在、念の為予約時に確認要)
1.866.606.6700 もしくは1.877.625.4372
>>ブリュースター・バススケジュール

バンフエアポーター

バンフとカルガリー間の本数が最も多く、運行時間も長い。
ブリュースター同様、カルガリー空港からドア・ツー・ドアで宿の前まで送迎してくれる。
ただしキャンセレーションポリシーに難有り。一旦予約してしまうと「キャンセル保険」なるオプションを購入しないと病気で旅行自体に行けなくなっても100%返金がない。
ブリュースターで時間が合わない場合に利用することをオススメする。
>>バンフエアポーター・バススケジュール

ロッキー内の交通

バンフからレイクルイーズ

ロームトランジットサービス
バンフを走る市バスが午前に2便午後に3便バンフとレイクルイーズ間を運行している。季節によって時間が変わるので事前にウェブサイトで運行時間を確認する必要有り。市バスだけあって料金は片道8ドルと良心的。予約はなく料金は乗車時に直接運転手に支払う。お釣りがない場合もあるので小銭があると便利。
>>ロームトランジットサービス

ブリュースター
1日5便、レイクルイーズとバンフを往復している。料金は片道37ドルとロームに比べると格段に高価。スーツケースなどの大きな荷物をトランクに預けることができる。基本的に予約制のためホテル移動など確実に移動したい場合にオススメの方法だ。
>>ブリュースター

バンフからジャスパー

5月1日から10月31日
>>ブリュースター・15時15分バンフ発、20時ジャスパー着

11月1日から4月31日
>>サンドッグツアー・13時30分バンフ発、17時30分ジャスパー着

ジャスパーからバンフ

5月1日から10月31日
>>ブリュースター・13時45分ジャスパー発、19時バンフ着

11月1日から4月31日
>>サンドッグツアー・7時30分ジャスパー発、12時バンフ着

バンフからツアーを利用してジャスパーへ

日本語ツアーの「コロンビア大氷原ツアー」を利用してジャスパーに行く方法がある。コロンビア大氷原ツアーをコロンビア大氷原で離団し、ツアーを抜け出した後にコロンビア大氷原でブリュースターのジャスパー行のバスに乗る。コロンビア大氷原のバス出発時間は18時35分PMなので事前にツアー会社にジャスパー行バスに間に合うか問い合わせてみよう。
料金は45ドル。ブリュースターの運行表には「コロンビア大氷原」の停留所は載っていないが、予約画面ではコロンビア大氷原が選択できる。
>>ブリュースター予約サイト

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