「カナダ・グース」カナダを代表するブランドですが、もともとは?

 筆者がカナダに来た96年頃はカナダグースといえばオーロラツアーで使用される野暮ったい作業着という印象でした。

 しかし、2010年頃から世界的にブランド展開を始め。2014年にニューヨークにショールームを開設以来、世界的な高級ブランドとして認知されるようになって来ました。このようにして日本でも広く知られるようになりました。

 カナダグース(Canada Goose)の歴史はものすごく長いです。

 カナダグースはサム・ティックによって1957年に創業したメトロスポーツウェア社のオリジナルブランドとして誕生したカナダ発のブランドです。

 メトロスポーツは当初、カナダのレンジャーやトロント警察などが主な顧客でした。都市部でも時にはマイナス40度を下回るカナダの過酷な労働条件に耐え得る温かい作業着を提供していました。

 実は「カナダグース」というブランド名が誕生したのはそんなに昔の事ではありません。実は、1990年代「カナダグース」は当初「スノーグース(Snow Goose)」というブランド名になるはずでしたが、当時進出を目指していたヨーロッパで既に「スノーグース」という名称が登録されていたため「カナダグース」と名づけられたという経緯があります。

 もともと極寒地の作業など為に産まれたので、薄手のシャツの上にカナダグースを着るだけで冬を乗り切れる保温性で極寒の日であっても全く問題ありません。また、各モデルに、外気温何度まで快適にすごせるかを示す、人体耐用温度が設定されているのも特徴です。

 繊維産業で栄えるトロントの1つの小さなガーメントファクトリーとして創業したメトロスポーツウェア社から出発したカナダグースは、今ではダウンウェアを中心としたブランドとして、極寒地の人々やプロの登山家たちに支持され世界的に地位を確立しています。