カタツムリが絶滅危惧種?ロッキーの生物達

 カナディアンロッキーには沢山の生物が生息しています。そんな中、絶滅に瀕している生物がいます。その名前は「バンフ・スプリングス・スネイル」

 カタツムリと名前は付いていますが、正確にはタニシと同じ巻き貝の仲間です。大きさは最大でも1センチメートルしかありません。この生物の最大の特徴はバンフ周辺から出る9つの温泉にしか生息していない事です。

 バンフ周辺の温泉は硫化水素が多い硫黄泉です。硫黄泉は高い酸性で酸素も少ないためこのような環境に巻き貝が住むのは非常に珍しい事なのです。

 現在バンフに9つある温泉のうち5箇所にしかこの巻き貝は住んでいません。絶滅の危機に瀕しているのですが、一番の理由は人間による温泉の使用だと言われています。

 バンフ国立公園は1885年に温泉が基になって出来た国立公園です。昔から国民の保養地として発展してきました。もちろん温泉も有名です。今でもアッパーホットスプリンググスという場所で温泉を楽しむ事が可能です。

 このバンフ・スプリングス・スネイルが2000年に絶滅危惧種に指定される前は、バンフ周辺の自然の温泉を誰でも楽しむ事ができましたが、現在では全て立ち入り禁止となっています。その結果個体数は順調に回復してます。