え!それもカナダ?カナダの発明品あれこれ

カナダで発明された世界的な発明品って結構多いんです。そのほんの一部を紹介します。これでも本当にほんの一部なんですよ!

・バスケットボール
バスケットボールは1891年にオンタリオ州生まれの体育教育者、ジェームス・ネイスミスによって生み出されました。マギル大学で学んだ彼はその後講師としてアメリカに渡り、冬でも学生が体を動かせる屋内競技としてバスケットボールを考案。今では世界中の人々に楽しまれています。
2019ラプターズ優勝。現在日本人渡辺雄太が所属、ほとんどアメリカ人カナダ人一人だけ(オレゴン大学)カナダの大学出身者ゼロ。

・ペンキローラー
壁を塗り直したり、家具を塗り替えたり、DIYの色々なシーンで大活躍するペンキローラーはノーマン・ブレーキーによる発明。しかしアメリカ人発明家のリチャード・アダムスが改良し、先に特許を取得したため、懐はあまり温まらなかったそうです。ノーマンさん、御愁傷様。

・卵カートン
私たちの生活に欠かせない卵。身近すぎて気づかないかもしれませんが、その卵を守ってくれるケースの役割は偉大です。この卵カートンはオンタリオ州出身の新聞記者ジョセフ・コイルさんの発明品。届く卵がいつも割れていることを巡って、ホテルと配達員の間に起きていた争いをなんとかできないかと考えたことがきっかけ。発明された1918年から100年以上たった今も、卵カートンの形はほとんど変わっていません。

・アイスホッケー
アイスホッケーの起源は諸説ありますが、ルールは1877年にマギル大学の学生によって定められました。初のリーグ戦は1887年にオンタリオ州で行われ、オリンピック競技として初めて認められたのは1924年のシャモニー大会。オリンピック初の金メダルはカナダが獲得しました。大きな声で応援すれば、長くて寒い冬も熱く乗り切れる!

・ インスリン
インスリン自体の研究は1860年代から様々な国で行われていましたが、インスリンの抽出に初めて成功したのはここカナダ。整形外科医のフレデリック・バンティングと医学生のチャールズ・ベストの二人が、1921年に抽出に成功。糖尿病治療への大きな一歩となりました。現在は90周年を記念して、MaRSにエキシビションが用意されているので興味がある人は一度足を運んでみては?

・実は料理に使われ始めたのは最近だった キャノーラ油
菜種油の一種であるキャノーラ油もカナダ生まれ。もともと菜種油は戦時中に潤滑油として重宝された油で、独特の匂いがあることから、食用ではほとんど使われていませんでした。しかし、1970年代にキース・ダウニーとバルドュー・スタファンソンが品種改良に成功。現在では料理に欠かせない存在となっています。

・ピーナッツバター
ピーナッツバターというとアメリカのイメージがあるかもしれませんが、実はカナダ生まれ。モントリオールの薬剤師マルセラス・エドソンさんが噛むことのできない人向けにピーナッツでペーストを作ったのが始まり。1884年に特許がおりて以来、今では子供から大人まで大人気。

・言わずと知れたカナダ人の大発明 電話
アレクサンダー・グラハム・ベルによって実用的な電話が発明されたのは1875年。23歳の時に両親とともにカナダに移住した彼は、小さな仕事場で電気と音声の研究を重ね、これが電話を発明するきっかけとなりました。1877年に設立したベル電話会社は、AT&Tの前身。ノバスコシア州にはアレクサンダー・グラハム・ベル博物館があるので、旅行の際に足を運んでみてはいかがでしょうか?

・スノーモービル
深い雪山も楽々移動することができるスノーモービルはケベック出身のジョセフ・ボンバルディエが発明。積雪量の多い地域での真冬の交通手段を確保するために作られました。現在ではレースも行われ、スポーツとしても楽しまれています。

Related posts