ガスプライス上昇で、この冬の暖房費が上がるかも

 北米の天然ガス価格がここ数年で見られない高さまで高騰しています。カナダ人はこの冬、暖房費の上昇を覚悟しなければならないかもしれません。

 カナダと米国の天然ガス価格は、供給不足により例年より高騰しています。代表的なガス価格指標であるヘンリーハブ天然ガスのスポット価格は、100万英熱量あたり4.95米ドルで、1年前の同じ日から133%上昇しました。

 すでに、カナダの天然ガス会社は値上げに発表しています。ブリティッシュコロンビア州最大の天然ガス販売業者であるFortisBCEnergy Inc.は、10月1日から料金を引き上げ、ほとんどの利用者への毎月の請求額が約8ドル(9%)増えると予想しています。

 オンタリオ州で同州の住宅の75%以上のシェアを持つエンブリッジガスも10月1日に料金を引き上げ、年間約7ドルから44ドルのガス代増加の可能性を発表しました。

 商品価格の上昇を反映してすでに料金を引き上げているマニトバ水力発電所は、一般的な住宅顧客の年間請求額は約8.7%増加すると予想していますが、一部の顧客は19%増加の可能性がある事を示唆してます。

 ガス価格の上昇は、消費者にとっては悪いニュースですが、カナダの天然ガス部門にとっては良いニュースです。特にアルバータ州では、ガスプライスの上昇が景気上昇につながると考えられています。