カルガリー、川の水量激減!その理由と影響は?

 キャンモアに拠点を置く研究者ジョン・ポメロイ氏によるとカナディアンロッキーを源に持つボウ川の水位が平常時に比べて二分の一に減少しています。

 この冬、ボウ川の水位がいつもよりも少ないと感じたあなたはスルドイです。そしてその影響は深刻である可能性があるようです。ポメロイ氏によると、ボウ川の流量レベルは、過去125年において最低となっています。

 水量が低い理由は川に排出される地下水の減少に関係しているようです。その理由は2021年の夏、記録的な猛暑が干ばつ状態を作り出したからです。干ばつが来年まで続いた場合、アルバータ州南部の灌漑地区とそのコミュニティに水を供給することが困難になる可能性があるとポメロイ氏は述べました。

 アルバータ環境公園の上級水産業生物学者であるポール・クリステンセン氏によると、ボウ川の水量レベルの低下は以前にも発生し、自然に発生する可能性があります。「しかし、私たちが今見ている低水位は、過去10年間よりも低水位状態がより頻繁に発生しているように見えることだと思います。」と彼は言いました。

 クリステンセン氏によると、低水位状態が長期間続くと水温が高くなり、酸素の含有量が少なくなる可能性があります。これは、特に冷水魚にとって悪影響となります。 

 ポメロイ氏は、来年までに川の水量が再び高水準に戻るには、今年の冬通常以上の積雪と春と初夏に多量の雨が降る必要があると述べています。「多くの人々が2013年の洪水を覚えているでしょう。大雨は再び起こる可能性があります。」と彼は言いました。 

 そして、洪水と干ばつは温暖化する地球に直接関係する厄介な現象です、とポメロイは言います。

「残念ながら、気候変動や温暖化によって極端な水不足から次の極端な豪雨を繰り返します。そしてそれらの現象は気候変動の下で私たちが予想出来ていた非常に典型的なものです」と彼は言いました。

 ポメロイは、グラスゴーでの最近開催されたCOP26会議で設定された地球温暖化の制限目標は、ロッキー山脈の氷河が溶けるのを止めるのに十分ではないと言います。 このままでは将来アルバータ州は大きな水管理の問題に直面するだろうと彼は主張しています。