メキシコ行の飛行機で大パーティーをしたカナダ人一行、航空会社が帰国便搭乗拒否。一行メキシコから帰国できず

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 インフルエンサーやテレビのタレントなどを乗せたカナダのモントリオールからメキシコのカンクンに入っていた一行が、“帰国不能”の状態に陥った。  

 AP通信によればこの一行は「111・プライベートクラブ」という団体を運営しているジェームズ・ウィリアム・アワド氏が主宰した無料の“パーティー・ツアー”に当選した人たち。モントリオールからサンウイング航空のチャーター機でカンクンに到着していた。

 しかし12月30日にSNSに投稿された動画の中には、ツアーの参加者が機内でマスクなしで騒いで歌い、さらにウオッカのボトルを客同士が回しながら飲み、電子タバコを吸っている女性の姿が映っていた。  

 これを受けてサンウイング航空は帰りのチャーター便の運行を拒否。アワド氏はエア・カナダなど2社の便に振り替えようとしたようだが、どちらも「乗客と乗員の安全が確保されない」として拒否されたために参加者はカンクンで足止めとなった。

 メキシコの当局も事態を重視して事実関係の調査を開始。搭乗規則の違反と断定されれば最大で5000カナダ・ドル(約46万円)の罰金が科せられる可能性がある。  

 カナディアン通信が報じているところによれば、インスタグラムのコンテストで今回の無料ツアーに当選したカナダ・ケベック州在住のレベッカ・サンピエールさん(19)は5日に新型コロナウイルスの検査で陽性が判明。サンピエールさんは参加客の30人近くが陽性反応を示しているとのではないかと語っており、機内での無謀な行為がクラスターにつながった可能性が出てきている。

 しかもこの中の何人かは検査を受けるのを拒否。カンクン郊外のホテルで隔離され、自腹で宿泊費を負担することになったサンピエールさんは「リラックスするつもりで参加しました。(感染防止には)十分に注意していました。でもタダだったはずがとんでもなく高くつく旅になってしまいました」と途方に暮れている。

 報道でこの事実を知ったカナダのジャスティン・トルドー首相(50)は「感染防止対策を順守している人たちの頬をひっぱたくような行為だ」と激怒。ツアーに参加した人たちを「愚か者」と表現して非難している。