移民が支えるカナダの人口増加
カナダ移民難民市民権局（IRCC）のショーンフレイザー大臣は、月末までにカナダの新しい2022-2024移民取得計画を発表する予定です。この計画では、これらの新移民者が入国するプログラムの概要も説明される予定です。
カナダ統計局の調査によると、過去5年間カナダの人口増加を押し上げているのはカナダでの出生ではなく、移民が人口増加を促進したとのことです。
報告書によると、移民は地方よりも都市部に定住する可能性がはるかに高く、その結果、カナダの農村部の人口は、都市部よりも遅いペースで成長しています。
カナダの人口増加のレポート調査結果は次の通りです。
プリンスエドワードアイランド州、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州では、前回の人口調査（2011年から2016年）と比較して人口増加が加速しました。
マニトバ州、サスカチュワン州、アルバータ州では人口増加が鈍化しましたが、カナダのオンタリオ州、ケベック州、ブリティッシュコロンビア州の3大州では人口増加が加速しました。
人口増加が加速した州はブリティッシュコロンビア州がカナダ西部で唯一の州であり、移民よりも、カナダの他の場所から州に移住してきた人が多く、州間の移住の増加（+97,424）は1991年から1996年以来の最高レベルに達しました。
しかしながら、大都市中心部の人口増加は、移民に大きく依存しており、人口増加の10人に9人以上の移民が大都市圏に定住しています。そして、カナダ人の3分の1以上（1310万人）がトロント、モントリオール、バンクーバーに住んでいます。
国内で最も急速に成長している5つの大都市圏のうち4つは、2016年から2021年までブリティッシュコロンビア州内にあります。
順位は以下の通りです。
ケロウナ（+ 14.0％から222,162）、チリワック（+ 12.1％から113,767）、ナナイモ（+ 10.0％から115,459） ）、カムループス（+10.0パーセントから114,142）。
最新の政府データによると、カナダ移民局は、パンデミックによる遅延のために、処理待ちに推定180万のアプリケーションがあります。
カナダ移民弁護士協会（CILA）は、新たな移民希望者を受け付ける前に、中央政府にシステムを安定させるよう求めています。
